・横浜マラソンを走ってみたい
・高速道路がかなりきついってホント?
・どんなコースでどんな給水所があるのか知りたい
これらの悩みにお答えします。
この記事は、20代男性マラソン2回目の僕が、42.195kmの走りを写真15枚で振り返りながら
横浜マラソンの全コースについてまとめています。
ちなみに「横浜マラソン2019」のものです。
「横浜マラソン2020」はコロナの影響で中止となってしまいました。
「横浜マラソン2021」は10月31日に開催予定でしたが、中止になりました。
フルマラソンを検討してる方や興味のある方にとって、少しでも今後の参考になれば嬉しいです。
事前情報とコースの内容について
僕は一応マラソン経験者なんですが、経験者とは言っても1回だけ。
それも学生時代。
初フル(初めての42.195kmフルマラソン)は、なかなか良い走りができた覚えがありました。
それで「横浜マラソン2019」に応募してみたら当選したので挑戦することに!
ですが仕事が忙しいのを言い訳にノー練習で挑んだのが、そもそもの間違いでした…
コースは、横浜駅から5分ほど歩いた場所にある、みなとみらい大橋からスタート。
海沿いに南下し、南部市場駅付近で折り返し。
ゴールはパシフィコ横浜です。
横浜マラソン2019
横浜マラソンは結論、ものすごく走る価値のあるコースや街並みでしたが
僕個人的には、はっきりいってかなりきつかったです。
・トイレは大行列なので事前に行くべき
・人が多すぎて30分は進めない
・美しいみなとみらいを快走できる
・ひたすら高速道路の下を進む
・人生ではじめて首都高速道路を走れる
・さいごの10kmは本当につらいのか
・気を失いそうになりながらも…
42.195kmのフルマラソンコースは以上のような流れで紹介していきます。
トイレは大行列なので事前に行くべき
トイレはあるんですが、人が多すぎるためとにかく行列。
もはやないと思ってもらっていいです。笑
マラソン会場って大体そうらしいんですが、横浜マラソンはかなりの参加人数。
大行列ができているため、忙しなくて貴重な準備の時間をとられてしまいます。
僕は、横浜駅ではない駅のトイレに行っておいて正解でした。
横浜駅のトイレも大行列でした。
ちなみにマラソンが開始してから平等なスタートラインに進むまでの間に
さっそく脇道のトイレに駆け込む人も多数でした。笑
人が多すぎて30分は進めない
始まる前に
あらかじめ決められている位置で待機します。
時間になったら一斉にスタート。
ですが本当のスタートラインまで1kmはあったと思います。
前にならってゆっくり歩いて進みます。
スタートラインに芸能人が何人か手を振って
僕たちに「行ってらっしゃい!頑張って!」と見送りしてくれます。
それから、自分のペースで走り始めようとするも
まるでお祭りです。
前後左右1mのところには人がいて
走るなんてとても…
といった状況。
スピードは1km7分ペースぐらいでしょうか。
タイムの目標がある人には
非常にもどかしいなと思いました。
美しいみなとみらいを快走できる
2km地点。
少し進んだくらいの所で美しいみなとみらい周辺を通過します。
マークイズみなとみらい、横浜ランドマークタワーを横目にゆっくり進みます。
そして、コスモワールドを通過。
観覧車を見ながら走るのは気持ちよかったです。
僕の大好きな赤レンガ倉庫も見えてきます。
このときでも人との間隔はほぼ変わらず。
もう少しだけペースを上げたかったんですが
間を縫って走っていくのは無理でした。
ひたすら高速道路の下を進む
10km地点。
初めてそれらしい給水ポイント。飲み物だけではなく
横浜っぽい食べ物を発見します。
「煉瓦の誘惑」です。
このとき僕はお土産に買うことを決意しました。
その後、気がついた時には高速道路の下にいました。
道幅もやっと広くなり、やっと自由に走れる感じです。
15km地点。
それくらいをすぎた頃
ちょうど糖分を欲しくなった頃。
エネルギー補給に最適です。
給水ポイントの水分もほぼGetしていきます。
すると、とんでもない行列が。
ざっと50人くらいでしょうか。
正体がわかりました。
「タヒチ産 ROTUI 100%パイナップルジュース」です。
走っている人はみんな欲しいと思ったことでしょう。
僕も感激しました。
ですが僕はスルー。タイムを少し気にしていた頃だったので断念。
お水以外が出される場所やタイミングは教えてくれないので、出会えるかどうかは運次第です。
コース脇ではたくさんの大人だけでなく
小さな子どもも一生懸命
声を出してくれているので元気が出ます。
中には地元民でしょうか。
パジャマらしき格好で応援してくれている、可愛らしい子どももいて和みました。笑
声援には本当感謝ですね。
背中を押してもらえます。
人生ではじめて首都高速道路を走れる
20km地点。
待ちに待った折り返し地点。
たくさんのメディアもいて「フルマラソン走ってるのか〜」と実感が湧きます。
そして、折り返して5分ほど走った頃でしょうか。
とんでもない坂を目の当たりにします。首都高へ上がる坂です。
ランニングが趣味の僕は興奮しました。
マラソンって普段車が走る大通りをランニングできる爽快感、優越感
貴重な経験ってところが、とても良いなって思うんです。
でもまさか…
まさか車が100km/時ほどの物凄いスピードで走る高速道路をランニングできるなんて…
事前情報でコースを知れたはずなんですけど
そこまで目を通してなかった僕は、横浜マラソン凄いな〜と今更実感。
「ようこそ首都高へ」との文字を見つけてわくわくします。
ですがわくわくしたのも束の間。
これが地獄でした。
高速道路めちゃくちゃきつい…
なぜかというと
1.景色が変わらない
2.照り返しが強い
3.風が吹かない
考えてみたらそりゃそーです。
高速道路って、なんの変哲もない一本道で、どれくらい進んでいるのかあまりわからない。
360°見渡しても全てコンクリート。
車が横風を受けにくいよう、左右の壁が高い。
だから精神的にキツイしとにかく暑い!
加えてこの日は晴天日。
気持ちは削られていく一方で喉はカラカラ。
頼りになるのは給水ポイントの食料と5kmごとに現れる現在地の距離板。
一生に一度あるかないかくらいの貴重すぎる体験なんですが、覚悟はしておいた方がいいです。
さいごの10kmは本当につらいのか
32km地点。
地獄の高速道路が終わります。
高速道路は二度と走らん!
高速道路は車で走るべきものでした。
ここから残り10km。
この辺りから僕の足が鉄の棒のように感じ始めました。
じわじわ足にきていましたが、一気にしんどくなった感じ…
ここらで序盤から受けていた沿道の声援が本当に力になることを体感します。
応援するのも決して楽なことではありません。
走ってる人も苦しいですが、精一杯声を出してくれる人達を見ると感極まって泣きそうでした。
僕はもしかしたら、泣いてたかもしれません。
43km
44km
45km
無我夢中で足を前に進めます。
やはり最後の10kmは、本当にきつかったです。なめてました…
マラソンがスタートする前
応援してるわ
と言って、それまでみなとみらいを散策していた妻を見つけようと左右を見渡すも発見できず。
人が多すぎて全然わかりませんでした。笑
家族や友人が応援してくれる場合は
気を失いそうになりながらも…
40km地点。
残り2km。
それまでの疲れが一気に体にきます。
自分では気づいていました。
残り10kmの壁を越えてから徐々にペースが上がっていることに。
人生初のフルマラソンでもそうだったんですが最後は底力というか未知の力を出す傾向にあるようです。
人間って凄い…
そのせいで体は限界。足だけでなく精神的におかしくなりそうでした。
あ、あかん、苦しい…
気失いそう…
んぐっっ、!、、!
まさにこんな状態。
意識を失いかけていました。
沿道のカメラマンが撮影した写真の中に、この頃の自分が写っていたので後々見たんですが
完全にやばい顔してました…
僕の体はかなり斜めに傾いていました…
フルマラソン42.195kmの終わり
それでも一歩一歩地面を蹴り続け、腕を振り続け…意識を保ち続けてついに!!
念願のゴール!!
嬉しすぎてゴールラインを通過してもしばらく両手を上げ続けました。
本当に本当に長い道のりでした。沿道の声援には心底勇気づけられました。
心の底から感謝です。
とにかく達成感は半端じゃありません。
まさにこれくらい感極まってる状態。
普通じゃ経験できないくらい
しんどい、苦しい思いをして辞めたい、帰りたいと挫けそうになって、それでも諦めずに進み続ける。
完走をするために。
やり遂げるために。
その先でしか得られない達成感や嬉しさは、ほかでは味わえないものでした。
ゴール後に合流した妻に、半分肩を借りながら
清々しい気持ちで無事帰路につきました。
今回のマラソンの応募をする際、誘っても断固拒否だった妻が
と言っていたので
一瞬耳を疑いましたが、今度は一緒に出ようと思います。笑
・練習した方が絶対にいいけど、練習しなくても初心者でも気持ちがあれば完走できる。
・完走したあとの、達成感、爽快感、充実感など、あらゆる感情がとてつもない。
何が一番いいたいかと言うと、皆さん、是非マラソン走りましょう!笑
「横浜マラソン2019」とにかくきつかったんですがやはり、走って良かったです!!
生きているうちに一度は、人生に一度は、マラソン走って欲しいなと思います。
マラソン最高!
横浜マラソン最高!!